乳がん 遺伝子検査 抗がん剤

乳癌と化学療法（抗がん剤）について、図表付きでわかりやすくご紹介します。会員同士の知恵で悩みを解決する「医知恵 乳がん」は、医療サービス運営のエムスリー株式会社・g-tac株式会社が運営。 東京都立駒込病院医師・スタッフによるコラムのページです日本では乳がんと診断される患者さんは年々増加しており、女性が罹患するがんの第一位となっています。日本人女性が乳がんとなるリスクは、食の欧米化や妊娠・出産の機会の減少、初潮年齢の低下などの要因により高くなってきています。日本において、毎年約9万人が新しく乳がんと診断されており、女性の約1/12人が一生涯のうち乳がんになると言われています。すべての乳がんのうち遺伝要因が発症に強く関係しているものは約5～10％と言われており、その多くが遺伝性乳がん卵巣がん症候群（HBOC）という遺伝性腫瘍です。＜HBOCにおける乳がん・卵巣がんのリスク＞上の図はHBOCの体質を持つ方が生涯乳がん及び卵巣がんを発症する確率を示しています。一般の方と比べて、乳がんは6～12倍、卵巣がんは8～60倍罹患しやすくなると報告されています。HBOCの体質を持つ方はご自身を含めたご家族に以下のような特徴を持つ可能性が高くなります。□　若くして乳がんになられた方がいるHBOCに関係する遺伝子にBRCA1/2遺伝子があります。これらの遺伝子に病気に関連した変化がみられるかどうかを調べることで、HBOCかどうか診断をすることができます。BRCA1/2遺伝子に限らず、すべての遺伝子は両親から1本ずつ引き継がれます。オラパリブは、腫瘍細胞のDNA修復機構に着目し、損傷したDNAを修復するPARPというタンパクの働きを阻害することで、腫瘍細胞の増殖を抑制する抗がん剤です。オラパリブは、その作用機序から遺伝性乳がん卵巣がん症候群と診断された方の乳がんに対して効くとされており、2018年7月より日本でも特定の乳がん患者さんに対して認可されました。私たちの身体の設計図であるDNAは、様々な刺激によって傷つきます。この傷ついたDNAを修復する働きを持つたんぱく質として、BRCAタンパクの他に、PARPタンパクが知られています。飲み薬です。頻度の高い副作用は、吐き気、貧血、疲労感です。リムパーザ®（オラパリブ）錠100㎎　3996.0円/錠リムパーザ®（オラパリブ）錠150㎎　5932.5円/錠※2018年8月時点朝晩の2回内服、通常量は300mg/1回となります。現時点ではプラチナ製剤（シスプラチン）感受性再発卵巣がんに対しても適応となっています。この場合には遺伝子検査は不要です。血液を使ってDNAを調べます。自費だと遺伝子検査のみの金額でおよそ20万円です。条件によって保険適応です。保険適応の条件　※2つとも当てはまる方が対象です□　乳がんで抗がん剤治療歴がある方ご自身やご家族の、がんの早期発見・予防などに役立てられる可能性があります。この遺伝子検査は、生涯変わらない生まれつきの体質を調べる検査になります。また、結果が陽性の場合には血縁者も同じ体質を持つ可能性が出てきます。ご予約専用電話：03-3823-4890HP：また、遺伝性の大腸がんなどその他の遺伝性腫瘍に対しても、遺伝子診療科で診療を行っています。がんの遺伝のことでお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。がん・感染症センター　都立駒込病院　遺伝子診療科　非常勤職員投稿者：乳腺外科　医長　本田弥生、乳がん認定看護師　砂田由梨香・影山実子 前回の記事で、アピアランスケアの概要と重要性についてご説明しました。（→リン[…]投稿者：乳腺外科　医長　本田弥生、乳がん認定看護師　砂田由梨香・影山実子 「アピアランスケア」ってお聞きになったことありますか？あまり馴染みのない言葉[…] 遺伝子検査とは、その人の持つ遺伝子に変異があるかどうかを調べて、病気の原因を特定する検査の1つ。乳がんの場合は、遺伝子の中でも、「BRCA1/2遺伝子」に変異が起こっていることが多いため、BRCA1/2遺伝子検査ともいいます。遺伝子検査の方法は通常の採血と同じです。注射でわずかな血液を採取して特別な検査機関に送り、白血球からDNAを取り出して、遺伝子の状態を調べていきます。結果が出るのはおよそ1ヶ月後です。遺伝子検査の料金は、1回で25万円ほどかかります。残念なことに … 普通人が乳がんになった場合平凡な普通人は      こんにちは。もちもちです。 参考になりそうな体験談、あと一つありました。 遺伝性のがんかどうかを調べる検査です。 私、やりました。自費で！  検査を受けるにあたって思った事をつづります。 ＋＋＋＋＋＋＋＋＋   若年性乳がんであることから、遺伝性の可能性が無いわけではない。と主治医から説明がありました。 遺伝性の乳がんが疑われるのは・・・ 近親者に乳がんはいませんし、乳がんタイプも遺伝性に多いタイプではない。 遺伝性である確率としては でもさ、若年性乳がん自体が乳がん全体の２％とか言っててそれになってるし。８％って 親からもらったものではなくて、    ＋＋＋＋＋＋＋＋    姉がいるから。   病院でも遺伝性と言えばそういった目で調べてくれるでしょうし、自意識も違う。乳がんは発見しやすいがんだから、もしなりやすいとわかればそれなりの防御ができると思ったのです。      ムスメがいるから。 姉と同じ理由。食べ物とかも抗がん作用のあるもの食べさせたりしようと。男の子でも遺伝すれば前立腺がんとかになりやすいらしいです。 ただ、必ず遺伝するとは限らないですよ。   気をつけて生活することで早期に対処できるはず。     遺伝性向けの抗がん剤があるらしいから。   せっかく抗がん剤やるなら最大限の効果を得たい！一番効く薬をくれーー！     メリットしかないと思っていたのですがカウンセリングをうけてデメリットを知りました。   家族関係。配偶者側の親族がどう思うかとか、心配が増えるとか。  そういうあんたはウシだよ。    また、結果を知るのが怖い。  悪い結果だったら壊れちゃいそう...って方もいたそうです。  子どもが保険に入れない場合もあるとか。  あと、検査結果には「グレー」もあるそうです。なんかしら普通とちょっと違う遺伝子だけど、悪するのかはわからない。今後解明されればその時は連絡が来る。という事でした。  デメリットも聞いた上でやっぱり受けることに決めました。 私は知りたかった。費用が高くて迷ったけど、夫も受けた方がいいんじゃん？と言ってくれました。結果によって術前抗がん剤が変わるってのが大きかったな～ ↑のウシみたいな義母がいたら悲しかったと思います。義母の性格次第では検査した事、秘密にしたと思います。    遺伝性検査のパンフレットに「社会的な差別を受ける可能性について考えられましたか？」ってあって・・・そんな心配がある事が残念に思えました。  がんは２人に１人がなるといわれている時代。 タバコ吸いまくって、酒飲みまくってる父親より私が先にがんになるというのに・・・・ 誰もがリスクを持っている。    なのに差別を受けてしまう事もあるんだなー。ただ、できる予防はしたい。そう思ってます。   いろんな考え方があってもいいので、私はこの遺伝子検査が安くなって、もっと気軽に受けれたら予防に役立つし、知りたい人にはいい検査だなあと思いました。   ちなみに同じ「遺伝子検査」でも オンコタイプDXというのは抗がん剤が効くかどうかや再発リスクを調べる検査だそうです。 遺伝性有無のこの検査とはまた別なんですよね。 こちらも自費で４０万位だそう。 もっと安くなるといいな。

（名医が語る最新・最良の治療　乳がん　2011年11月25日初版発行）　がん細胞の特性を遺伝子レベルで解析する検査です。

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